こんな時だからこその元気がとっても大事
震災以降、TVでは連日被災地の悲惨な現場映像が次々と流れ続け、
カタストロフィを思わせる壮絶なシーンがアタマに刷り込まれていきました。
インターネットでは様々な情報が錯綜し、
真偽の解らぬ発言に翻弄されることもしばしば。
さらに、原発事故による放射能の恐怖に今日本中が震撼としています。
運よく被災を免れた浜松でも、製造業をはじめ各産業に
直接間接的にダメージが出はじめています。
飲食店を経営する身にも、同様に先行き見通しの良くない情報が
次々と舞い込んで来ています。
冷蔵冷凍食材の倉庫や食品加工工場の倒壊で
食材の加工・保管ができなくなっていたり、
ガソリン不足で流通が鈍り、食材が手元に届きにくい状況にもなっています。
そして、一部の心無い買占めにより、
今後食材価格の急騰するものも出てきそうです。
こういった状況を鵜呑みし、悪いイメージで増幅してしまうと、
不安はとめどないものとなり、
日々の生活が健全におくれなくなりかねません。
そんな中、今日浜松最大の祭典「浜松まつり」が震災の影響により
正式に開催中止となりました。
浜松中の人が楽しみにしている一大イベントの中止は
市民のモチベーションを奪い、落胆へと追い込んでいます。
しかし自粛や遠慮ばかりしていては、
復興への道は遠のくばかりだと思うのです。
こんな時だからこそ、非被災地の私達が
いつもと変わらぬ元気で経済を回し、
復興の下支えをしていかなければならないはずです。
人が何万人と集まるイベントでチャリティーの要素を加えれば、
多くの寄付や救援物資を集められるはずです。
復興のバックボーンたる私達にも元気や団結が産まれるにちがいありません。
それでこそ、一丸となってこの難局を乗り越えられようというものです。
現在イベントを企画中、もしくは準備進行中の方々には、
自粛の名の元簡単に開催を取りやめるようなことはせず、
市民に元気と団結力を与えるような力あるイベントを
是非やっていただきたいと望みます。
そんな事を言っている僕も、一時はこんな状態で
店などやっていて良いものなのだろうか?
節電にもなるし、いっそのこと店を閉め、被災地へ赴き
救援ボランティアとして働いた方が
よほど世の中の為になるのではないだろうか、
と考えた事がありました。
しかし、飲食店とは人を元気にするところであり、
おいしい笑顔が常にあふれる場所なのです。
「飲食店には人を元気にするという使命があるのではないだろうか?」
思いは定まりました。
印度カレーmanaは、いつもと変わらぬおいしさを、
いつもと変わらぬ笑顔で提供し続けていきます。
困難な状況にも廻り合うかもしれませんが、
知力・体力・胆力を総動員しておいしい料理を作り続けていこうと思います。
こんな時だからこそ、明るく笑顔で難局を乗り切り、
人間としてのステージをひとつ上に上げていくべき、と思うのです!
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