6ヶ月待った例のブツ。
何かと言えば、
正体はコレだ!
ワイドローダー
重心の低い位置で横に張り出すサブキャリアのことです。
ロングテールバイクを創り出したXtracycleでは、
このワイドローダーのように、積載物の形状とタイプ別に、
積みやすくするためのアタッチメントが多数取り揃えられています。
Xtracycle
何故僕がこのワイドローダーを待ち焦がれていたかというと、
お店で使う日々の食材関係は大雨の時以外ほとんど
ロングテールバイクで行っているのですが、
積載物の重量とサイズの問題で、
どうしてもクルマでなければ積めないものが
2種類存在していたのです。
ひとつは米。
一回の仕入れ量は2俵でその重量120kgに及び、
メーカー側が設定しているライダーを含めた積載限度、
160kgを軽く越えてしまいます。
さらにお隣の湖西市のあるお米屋さんまで自転車で行くと、
ランチタイムとディナータイムの間の短い休憩時間内では、
残念ながら往復不可能という計算が成立してしまうのです。
ふたつめは玉ねぎ。
コチラの一回の仕入れ量は20kg入りの箱が4~6ケース。
80kg~120kgと総重量的にはかなりあるものの、
こちらの仕入先は比較的近場なので、数回に分けて往復しても
運搬可能な見通し。
ワイドローダーを装着して、左右に1箱ずつ、計40kg。
体重の軽い女性を後ろに乗せる程度の積載量で済みます。
ということで、
未開封の玉ねぎ箱があったので、
さっそく試しにワイドローダーに積んでみることにしました。
積載する箇所が低い位置にあるため、重量のあるものを積んでも
自転車の安定感が抜群に良く、積んでいる最中でもふらつきが一切ありません。
バランスよくライディングと乗り降りができるよう、積載位置を微調整した後
荷物が安定するようベルトで締め込みました。
で、こんなカンジになりました
ドスン!
幅ひろっ!!
せっかく積んだので、仕入先の八百屋さんまで試運転で
往復してみることにしました。
見た目のど派手さとは裏腹に、するするっと拍子抜けするくらい
楽にスムースに走ってくれます。
これにはびっくり!
ロングテールバイクの走行安定性にあらためて感心させられました。
ただ、左右への張り出しが大きいため、
障害物との接触には、慣れるまで注意が必要になりますね。
でも、思ったほど往来のクルマや路線バスに邪魔にされたり、
大きく避けられたり等の過大アクションは見られませんでした。
予想と違う案外フツーな扱われ方に、さらに拍子抜け。
淡々といつもの仕入れ道を走っていたのですが、
唯一、信号待ちをしていた小学生達に、
「お~~~!!」
と大きな奇声をあげながら指を差されました。
うんうん、君達、将来有望だぞ。
違いのわかる大人になれるゾ。
などと、ほくそ笑みながら
余裕のペダリングを楽しんでいたのは言うまでもない。